「Windows 10」、プレビュー版「Build 15002」がリリース

CNET Japan 2017年01月10日(火)18時30分配信

 Microsoftが公開する最新の「Windows 10」テストビルドはこのところ、前のビルドからの増分の機能修正とアップデートにとどまっていた。だが「Fast」リングのユーザー向けに公開された「Windows 10 Insider Preview Build 15002 for PC」では、システムのあらゆる面で新しい機能が盛り込まれている。

 この1週間でのリーク情報でもうわさされていたように、新しいビルドでは最大35日間アップデートを停止できる機能が登場した。有効にするには、「Windows Update」の設定で「Advanced Options(詳細オプション)」から設定する。この機能は、「Professional」「Education」「Enterprise」のエディションで導入される。

 また、Windowsアップデート時にドライバのアップデートを含めるかどうかを設定できるオプションが加わった。これも、Professional、Education、Enterpriseエディションで利用できるようになる。

 「Windows Information Protection(WIP)」の改善も図られており、取り外し可能なドライブへの仕事用のファイルの保存に関する機能が加わった。また、許可されていないアプリケーションを開こうとすると、ユーザーに警告を表示する機能も加わった。

 ごく一部のInsiderデバイスでは、「Windows 10 Creators Update」の機能をテストできるようになっており、Windowsのバッテリ持続時間の改善につながる。テスト対象であれば、タスクマネージャーで1つ以上のアプリケーションの状態が「Throttled」と表示されるかもしれない。

 「Windows Defender」アプリ内で利用できる「Refresh Windows」機能も加わった。PCの速度が遅くなったり、クラッシュしたり、Windowsをアップデートできないユーザー向けのオプションとなる。個人ファイルや一部のWindows設定は維持したまま、Windowsを再インストールし、アップデートする。この機能の詳細については、Microsoftのコミュニティ向けフォーラムを参照してほしい。

 また、音声アシスタント「Cortana」を使ってPCの初期セットアップをしたいというユーザーのために、OOBE(Out-Of-Box-Experience)チームがPCのセットアップを容易にできるよう取り組んでいる。最新のテストビルドには実現に向けた最初のステップが含まれている。

 さらに「Settings(設定)」も強化され、ユーザーが適切な選択肢を選択できるようになった。この中にある新しいカテゴリ「Apps」はアプリが関連した設定を行うことができるもので、これまで「System Settings」にあったものだ。デバイスと周辺機器を管理できるデバイス設定も刷新された。ブルーライト設定オプションでは、PCが出すブルーライトを夜間に低減するよう設定できる。

 「Edge」ブラウザでは、タブのプレビューバー機能が加わり、ユーザーはページを離れることなく開いているタブ全ての視覚的なプレビューを見ることができるようになった。複数のタブをまとめて置いておく機能も新たに加わった。また、タスクバーアイコンから直接Edgeの新しいウインドウを開くことも可能になった。

 Microsoftが以前から述べていた通り、このテストビルドより、ユーザーが明示的に許可しない限り、信頼できない「Flash」コンテンツはデフォルトでブロックされるようになった。Edgeはまた、新しい「Payment Request API」をプレビューとしてサポートしており、ブラウザ内での決済が容易になる。

 また、「Start」メニューにあるタイルを他のタイルにドラッグ&ドロップすることでStartタイルをグループ化できるようになった。共有オプションも強化されており、ユーザーが使用中のアプリ内から共有できるオプションが拡張されている。

 スクリーンの一部をキャプチャしてクリップボードにコピーしてペーストすることも可能になった。「OneNote 2016」のスクリーンショット機能と同様のもので、「Win」+「Shift」+「S」のキーで実行できる。

 デスクトップでの高DPIのサポートも改善されている。一部のデスクトップアプリではデフォルトですぐに改善によるメリットを享受できるが、他のアプリで有効にすることも可能だ。「Universal Windows Platform」に対応したアプリがリサイズをスムーズに行うための改善も図られている。

 ネットワーク関連では、ネットワークフライアウトの変更によりVPNアクセスが簡素化された。イーサネットLAN接続では、従量課金接続の設定オプションが新たに加わっている。

 さらに、「Windows Ink」関連のオプションも拡大している。また、Cortanaのアプリ専用コマンドを容易に見つけられるような機能の調整も加えられている。このテストビルドより、Cortanaをリスニングモードで起動させるキーボードショートカットが「Win」+「C」に変更されている(このショートカットはデフォルトではオフになっている)。

 ビルドインの「Windows Defender」もアップデートされた。一般的なバグ修正に加えて、スキャンの新オプションが加わり、ファミリー向けのオプションも強化された。

 Insiderテストビルドでは、ブルースクリーン(BSOD:Blue Screen of Death)がグリーンスクリーン(GSOD:Green Screen of Death)に変更されている。リリース後のWindows 10の各バージョンでは、BSODのままとなる。

 Microsoftの1月9日のブログでは、ほかの新機能や変更点、既知の問題についても書かれており、インストール前に一読することをお勧めする。Microsoftは来週、Windows Insiders向けにBuild 15002のインストールメディア(ISO)を提供する予定とのことだ。

 Windows 10 Creators Updateは2017年春に公開の予定だ。当初は3月だったが、4月に延期になったとも報じられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japan
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    最終更新: 2017年01月10日(火)18時30分

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