IBM、AI向けに最適化した「Power System AC922」サーバを発表

ZDNet Japan 2017年12月06日(水)11時48分配信

 IBMは米国時間12月5日、「POWER9」プロセッサを搭載し、人工知能(AI)のワークロード向けに最適化した「Power System AC922」サーバを発表した。

 この新しいサーバは深層学習フレームワークのトレーニング時間をx86サーバと比較して4倍高速化できるという。

 AC922はPCI-Express 4.0、NVIDIAの次世代「NVLink」、「OpenCAPI」を搭載する。これらの技術はデータの移動において帯域とスループットを増やすことを目的としており、これによりモデルのトレーニング時間を短縮できるという。

 Power9とAC922 Power SystemsはIBMにとって、AIとコグニティブコンピューティングという自分たちの新しい方向性に向けた取り組みを代表するものとなる。例えば、AC922システムはCaffe、TensorFlow、ChainerなどさまざまなAIフレームワーク向けに設計されている。

 IBMのPower Systems製品マネジメント担当バイスプレジデントのStefanie Chiras氏は、「AC922とPOWER9は4年がかりで開発したもので、OpenPOWERはイノベーションで重要な役割を果たした」と述べている。例えば、米エネルギー省向け案件の獲得はIBM、Mellanox、NVIDIA共同の取り組みだったという。「(OpenPOWERは)長期的なプロジェクトであり、われわれはロードマップを実現している」とChiras氏は述べている。

 AIワークロード向けのプロセッサには他のチップメーカーも取り組んでおり、Intelも先にAIの取り組みを明らかにしている

 Chiras氏は、POWER9とAC922について、モデルの構築を改善するためにハードウェアとソフトウェア<3733>を最適化したものだと語る。「価値は、新しいことをするためのハードウェアとソフトウェア<3733>の最適化にある」「データへの取り組み方を改善できないだろうか。トレーニングに要する時間を4分の1に削減して月単位から日、時間単位に短縮できたらどうだろうか」とChiras氏は述べる。

 IBMは「PowerAI Distributed Deep Learning」ツールキット、「PowerAI」、Linux、さまざまな深層学習用フレームワークでPOWER9を採用している。POWER9はまた、米エネルギー省の「Summit」「Sierra」の両スーパーコンピュータ、Google社内のデータセンターでも用いられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan
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    最終更新: 2017年12月06日(水)11時48分

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