有賀泰夫の有望株リサーチ

株探ニュース 2017年11月13日(月)13時59分配信
あらた<2733> ―首位急追する日用雑貨卸2番手、割安成長株の雄―  相場は変わらず強い動きです。こうした相場では、勢いに乗った銘柄を保有し続ける一方で、万が一の相場下落に備えて、ディフェンシブで、コンスタントな成長率があり、しかも低PERに放置されている業種、銘柄が最適です。  今回は、そんな銘柄として最適な日用雑貨卸 のあらた<2733> を紹介します。卸売業と聞くと、我が国では50年ほど前に出版された「流通革命」によって、無駄な存在である卸はやがてなくなると見られてきました。つまり、卸不要論です。しかし、その「流通革命」をきっかけに卸売業は生き残りの道を見出し、むしろ流通の効率化のためにはなくてはならない存在になっています。  ただし、すべての業界で卸が残ったわけではありません。努力や工夫が足らず、衰退の一途の業界もあります。そんな中で、小売り流通にとって必要不可欠な卸となったのが、加工食品卸売業と日用雑貨卸売業です。  当コラムでも加工食品卸売業の加藤産業<9869> (みんなの株式:2015年3月10日)や三菱食品<7451> (2017年9月1日)がしばしば登場します。  かつて、1990年代から2000年代にかけて、卸の競争に大きな影響を及ぼしたのがロジスティクス力です。当時は加工食品卸売業では三菱食品<7451>(当時は菱食)、日用雑貨卸ではPALTAC<8283> が図抜けており、両社が急成長を遂げました。しかし、卸の後押しで各小売業が自社の物流センターを設けるようになると、他の企業との格差が縮小し始めました。  そんな中で、ロジスティクスと並んでリテールサポートの柱である小売業の商品政策(つまりマーチャンダイジング)で台頭したのが加藤産業<9869>でした。さらにここにきて日雑卸業界でもマーチャンダイジングやその他サービスの重要度が増し、2番手のあらたの存在感が急速に増して、長い間低迷していた収益水準が急速に切り上がり、PALTAC<8283>を急追し始めました。それゆえ、市場が十分に評価しきれずに、バリュエーションが極めて割安に放置されています。 (11月13日 記) 有賀泰夫(ありがやすお) H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。 株探ニュース
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    最終更新: 2017年11月13日(月)13時59分

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