カナダ中銀、インフレターゲットに代わる手法排除せず=副総裁

ロイター 2017年09月15日(金)10時39分配信

[オタワ 14日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は14日、インフレターゲットはこれまでうまく機能してきたが、中銀は代替手段を採用する可能性を排除しておらず、非生産的な市場の不安定化を回避する形でコミュニケーションを図りたいと述べた。

中銀が前週、予想外の追加利上げを行ったことに批判の声が上がっているが、副総裁は、政策決定プロセスに関するコミュニケーションを改善する方法を探ると表明。ただ、市場が予想している時だけ金利調節を行えば、悪い結果につながるとも述べた。

副総裁は中銀のインフレターゲットに関する会議後に記者団に対し、「われわれの景気に対する見方や重要と見なす情報、そういった状況が足元でどのように変わっているかについて、人々の理解を促すコミュニケーション方法があると期待している」と説明。

中銀はインフレターゲットを2%に設定しているが、インフレ率はこれを大幅に下回って推移している。ただ、中銀はここ数カ月間で2回の利上げを行ったため、インフレターゲットを含む金融政策の枠組みに批判的な目が向けられるようになった。

ウィルキンス氏は、インフレ率は中銀の目標レンジの中間を下回っているが、一時的要因もあり、中銀の政策はフォワードルッキングなものだと強調。

「インフレターゲットはフォワードルッキングな政策だということを先ず理解する必要がある。足元のインフレ率を踏まえて政策金利を決定するのは間違いにつながる」とした。

また、中銀の経済モデルはこれまで完璧だったわけではないが、景気の現状を「おおよそ理解するのに十分役に立ってきた」と語った。

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    最終更新: 2017年09月15日(金)10時39分

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