9月の米CPI上昇、基調的な物価なお抑制

ロイター 2017年10月14日(土)00時08分配信

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.5%上昇と、1月以来、8カ月ぶりの大幅なプラスとなった。

ハリケーンでメキシコ湾岸部の石油精製施設での生産活動に影響が出たことでガソリン価格が急騰した。ただ基調的な物価は抑制されたままだ。市場予想は0.6%上昇だった。

緩慢なコアCPIが長引いていることは、物価見通しについて積極的に協議している米連邦準備理事会(FRB)当局者らにとって懸念材料となるだろう。FRBが物価の目安として注目する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は、目標とする2%を5年以上下回り続けている。

FRBのイエレン議長は、携帯電話会社による値下げキャンペーンなどの一時的な要因によって物価が抑制されているとの見方を示してきたが、11日に発表された9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨は「多くのメンバーが、今年の低インフレがより根強い動きであることに懸念を表明した」としている。

8月のCPIは前月比0.4%上昇していた。

9月の前年同月比は2.2%上昇と、8月の1.9%上昇から伸び率が拡大した。市場予想は2.3%上昇だった。

9月の前月比の内訳は、ガソリンが13.1%上昇し、CPI全体の上昇率の75%を占めた。2009年6月以来の大幅な伸びだった。8月は6.3%上昇していた。労働省は、ハリケーン「ハービー」がメキシコ湾岸部の精製能力に影響したとの報告を受けたと説明。9月上旬にフロリダ州を直撃したハリケーン「イルマ」は統計のデータ収集にやや影響したと述べた。

ガソリン以外は物価圧力は弱かった。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.1%上昇した。家賃の伸びが弱まったほか、新車や医療サービスの価格が下がった。8月のコアCPIは0.2%上昇だった。9月の前年同月比は1.7%上昇。5カ月連続で1.7%上昇となっている。

食品は2カ月連続で0.1%上昇。賃貸家賃は0.2%上昇と、8月の0.4%上昇から伸び率が縮小した。帰属家賃は0.2%上昇。8月は0.3%上昇していた。新車は0.4%下落した。自動車メーカーが、積み上がった在庫を売りさばくために大幅な値引きをした。医療サービスや衣料、家庭用雑貨も下落した。一方、これまで14カ月連続でマイナスとなっていた携帯電話サービスは0.4%上昇した。

ロイター
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    最終更新: 2017年10月14日(土)00時08分

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