片平エンジ、新日本技研/8月1日に合併/市場縮小見越し勝ち残りへ

日刊建設工業新聞 2017年06月18日(日)22時00分配信
 片平エンジニアリング(東京都文京区、中村正人社長)と新日本技研(同港区、梶田順一社長)が8月1日付で合併する。片平エンジニアリングは道路分野、新日本技研は橋梁分野の設計に強みを持つ中堅コンサルタント会社。将来の国内インフラ市場の縮小をにらんだ体制強化と、インフラ需要が増加する海外での事業拡大を見据え、相互補完効果があるとみて、合併を決めた。コンサルタント業界のM&A(企業合併・買収)が大手から中堅に広がり、今後の生き残り戦略として注目を集めそうだ。  両社は13日、片平エンジニアリング本社で両社長が出席し、合併契約を締結した。新日本技研は国内で新設橋梁事業が少なくなり、業容拡大を目指して連携先を探す中で、道路分野に強みを持つ片平エンジニアリングと交渉に入り、両社間で合併に合意。3月に片平エンジニアリングが新日本技研の全株式を取得し、完全子会社化した。  8月1日に合併し、社名を「片平新日本技研」に改める。社長は片平エンジニアリングの中村社長が就任し、新日本技研の梶田社長は顧問に就く。新本社は片平エンジニアリングの現本社(文京区小石川2の22の2和順ビル)、地方拠点は東北と中国を現新日本技研の仙台支店と西部支社(広島市)に集約。中部、大阪、九州の3エリアは現片平エンジニアリングの名古屋、大阪、福岡の支店にそれぞれ集める。社員数は全体で200人強となる。  片平エンジニアリングは道路の設計、設計監理業務を得意とするが、橋梁設計の業務実績は少なく、橋梁分野に強い新日本技研との合併で道路分野の事業範囲が広がる。営業範囲も重なりが少なく、相互補完効果が期待できるとしている。  片平エンジニアリングはグループ会社に片平エンジニアリングインターナショナルがあり、合併が海外での道路事業強化につながるとみている。合併で売上高は30億円超(片平エンジニアリングインターナショナル分を含まず)となる。  □片平エンジニアリング□  1970年9月に設立。資本金は5000万円。社員数(15年12月現在)は152人(うち技術者100人程度)。国内に4支社を保有し、過去5年の受注高で8割以上を道路分野が占める。グループの片平エンジニアリングインターナショナルは16年5月~17年4月に東南アジアや南アジア、アフリカ、東欧など13カ国で業務を受注している。  □新日本技研□  1964年7月に創業。資本金は3000万円。社員数(17年4月現在)は53人(うち設計技術者33人)。国内に5支店・支社、10事務所、2営業所を構え、橋梁を中心に、土木構造物の計画・設計・施工管理・健全度調査・実験研究、技術相談などを手掛ける。
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    最終更新: 2017年06月18日(日)22時00分

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