株高・債券高でドル急落の可能性低い

フィスコ 2017年07月17日(月)16時09分配信
 14日のニューヨーク市場ではこの日発表された米主要経済指標が市場予想を下回ったことから、ドル売りが活発となった。6月の消費者物価指数は前年比+1.6%で上昇率は5月実績の1.9%を大幅に下回った。コア指数は前年比+1.7%で市場予想と一致したが、インフレ率は鈍化傾向にある。また、6月の小売売上高は増加予想に反して前月比-0.2%となり、2カ月連続で減少した。5月実績は-0.3%から-0.1%へ上方修正されたが、雇用情勢が改善していることを考慮すると個人消費はさえない状態が続いている。

 年内の米追加利上げ観測は後退したことから、14日のNYダウ平均とS&P500は最高値を更新した。市場関係者の間では「追加利上げ観測の後退はドル売り材料だが、株式は堅調であり、ドルが大幅安となる環境ではない」との声が聞かれている。また、日本銀行が長期金利の上昇を抑制していることはドル買い・円売りを促す要因となっており、日銀<8301>は現行の金融緩和策の枠組みを変更する考えは当面ないことから、リスク回避的な円買いがさらに拡大し、ドルが主要通貨に対して大幅に下落する可能性は低いとみられる。
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    最終更新: 2017年07月17日(月)16時09分

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