千代田区 自立支援Cを20年8月に

建通新聞 2017年06月19日(月)16時15分配信
 千代田区は、路上生活者などを一時的に保護し、就労による自立を支援する「自立支援センター千代田寮」の設置について、適地の選定を進める。年内をめどに区が決めた土地に東京都が施設を建設する「都区共同事業」として2020年8月の開設を目指す。設置に必要な土地の面積は800~1000平方㍍程度で、「寄宿舎」としての建築が可能な用地を期間限定で確保する。  自立支援センターは、23特別区を五つのブロックに分け、一つのブロックに1カ所ずつ設置するもので、設置はブロック内各区の5年ごとの持ち回り。千代田区は中央区、港区、新宿区とともに第1ブロックに属する。  現在、新宿区にある自立支援センターが5年間の期間満了により20年8月に廃止となるため、この期限までに千代田区内に次のセンターを設置する必要がある。  用地として800~1000平方㍍、最低でも600平方㍍程度が必要。定員70~80人の寄宿舎用途の建築が可能な接道などの条件を満たす候補地を区が決める。この候補地に都が建設する建物は、軽量鉄骨造2~3階建て延べ1200平方㍍程度。2人部屋を基本とし、浴室や食堂などの共用スペースを設ける。  路上生活者数の動向は、景気の変動や雇用などの影響を大きく受ける。バブル崩壊後や9年前のリーマンショック後には自立支援センターの利用が大幅に増えたが、近年は若年者や路上生活期間の短い人、就労経験の少ない人などの利用割合が増えているという。第1グループではすでに設置が一巡し、千代田区も次の設置で二巡目に入る。  前回は外濠公園に用地を確保したが、施設の性質上、同じ場所への設置を避ける傾向があるため、区は都有地や国有地を軸に選定を進める考え。ただ、公有地への設置が困難な場合は民有地も選択肢に加え検討していく方針だ。  年内に候補地が決まればその後はパブリックコメントなどを実施して近隣住民への説明に入る。
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    最終更新: 2017年06月19日(月)16時15分

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