都 環3日暮里谷中、ルート変更含め整備方法検討

建通新聞 2018年02月14日(水)15時56分配信
 東京都都市整備局は2018年度、環状第3号線のうち放射第7号線(目白通り)と放射第12号線(昭和通り)を結ぶ日暮里・谷中地区の延長約5㌔区間について、道路計画の見直し作業を行う。歴史ある建物や大学、自然が多く残る密集市街地を通過し、当初計画通りに事業を進めるのが困難なため、事業化に当たっての課題を整理し、必要とされる道路機能を発揮できるルートや構造、整備形態などを検討して都市計画変更に必要な資料を作成する。  環状第3号線日暮里・谷中地区は、目白通りと昭和通りを結ぶ延長約5㌔で、現在の計画ルートは東京大学や東京芸術大学の北側で、小石川植物園や根津神社、谷中霊園などを経由する。  都心に流れ込む交通を分散させ、災害や非常時の迂回(うかい)路としての機能や、延焼遮断帯として地域の防災力を高める機能などが期待されている。しかし、歴史や文化、自然の残る密集市街地を通過し、その大半が起伏の激しい地形となっているため、これまでに完成したのは播磨坂付近と鶯谷駅付近だけとなっている。  こうした状況を踏まえ都は、15年度末に策定した都市計画道路の整備方針(第4次事業化計画)の中で日暮里・谷中地区について、「必要性が確認されたものの計画決定以降にさまざまな事由が生じ、幅員や構造など都市計画の内容を再検討することが必要」と判断、「計画内容再検討路線」に位置付けた。  18年度に行う検討作業では、環状第3号線から分岐する形で計画している補助第95号線を含め、ルートを3分割して線形や幅員、車線数など複数の道路計画を検討。併せて、高低差を処理するための橋梁や擁壁といった構造物を検討し、目白通りと放射第26号線との交差点の立体化の必要性なども考える。  これらの検討結果を基に、環状第3号線と補助第95号線の変更と、環状第3号線と接続する補助第92・178・188号線の廃止に向けた都市計画資料を作成する。  「平成30年度区部における都市計画道路調査委託」として、3月9日開札の希望制指名競争入札を経て業務を委託。4月1日~19年2月22日の履行期間で作業を進め、新たな道路計画の絞り込みに備える。
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    最終更新: 2018年02月14日(水)15時56分

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