アルプス電気がアルパインを完全子会社化へ

更新日: 2017年07月28日(金)15:30

 アルプス電気は2017年7月27日、アルパインを完全子会社化すると発表した。アルプス電気が持ち株会社へ移行するのに伴い経営統合を実施する。商号はアルプスホールディングスに変更。統合実施は2019年1月1日で、アルパインの株式1株に対して、アルプス電気の株式0.68株を割り当てる。  アルプス電気は、1948年片岡電気として創業。主に入力デバイス、センシングデバイス、データ通信モジュールなどの開発・製造・販売を手掛けている。アルパインは1967年、アルプス電気と米モトローラの合弁会社アルプス・モトローラとして設立。1978年にモトローラとの合弁を解消、社名をアルパインに変更している。主に自動車用カーオーディオなどの製造販売を手掛けている。  アルプス電気の収益源は民生機器から自動車やスマートフォン向けの事業にシフトしており、2014年には車載事業で売上高2,000億円、スマホ向け事業で売上高1,000億円を達成。2015年には純利益で過去最高益を記録した。一方、事業規模が急激に拡大したことにより、リソースの逼迫化が進んでいることや、スマホ市場の成熟化に伴う成長の鈍化やコモディティー化のリスクなどの課題も山積していた。  また、近年のクルマの電装化進展のなかで、車載事業における両社の事業領域が近接していたが、両社が独立した上場企業であることから、開発・製造・販売面での相互協力や知的財産権・ライセンス・ノウハウ等の共有における事業運営上の制約があった。これらを解消することで、両社の強みを生かした事業展開を図っていく。